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断熱材の種類でこんなに違う!住まいの快適性を支える選び方のポイント

2025年1月24日

あったかい家をつくるには?

こんにちは、一級建築士の平野です!
今日は、住まいの快適性を大きく左右する「断熱材」についてお話しします。

断熱材にはさまざまな種類があり、それぞれに特長があります。

それを踏まえて、ご家庭に最適な断熱材を選ぶためのポイントをお伝えします。


断熱材の種類と特長

  1. グラスウール
    ガラス繊維でできた柔軟な断熱材です。

    木造住宅の構造材の動きに追従しやすい特性があり、隙間ができにくいのがポイントです。
    さらに、防音性能にも優れているため、静かな環境を求める方にぴったり。
    コストパフォーマンスも良く、幅広い家づくりで採用されています。

    グッドプラスでは、このグラスウールをこだわりの断熱材として使用しています!

  2. ウレタンフォーム(吹付断熱材)
    現場で施工する吹付けタイプの断熱材で、複雑な形状の隙間にも対応できます。
    一体成型されるので、初期の気密性が非常に高いのが特長です。
    ただし、木材が乾燥や地震の影響で動く場合には、断熱材が追従できず隙間が生じるリスクがあります。

     

  3. 硬質ボード系断熱材(スタイロフォームなど)
    板状の断熱材で、断熱性能が高く施工もしやすいです。
    しかし、木材の動きに対応する柔軟性はありません。
    そのため、内部に使用する場合は適切な施工管理が重要。
    外断熱として使用すると、木材の動きの影響を受けにくくなります。

     

  4. セルロースファイバー
    リサイクル紙を主成分とするエコ素材の断熱材。
    湿度を調整する性能があり、結露の発生を抑える効果があります。
    音を吸収する性質も強いため、防音対策としても優秀です。
    ただし、グラスウールやウレタンに比べると施工コストが高い場合があります。


グッドプラスがグラスウールにこだわる理由

木造住宅では、木材の収縮や地震による動きが発生することがあります。
この動きに対応できない断熱材では隙間が生じ、断熱効果が大きく損なわれてしまいます。

グラスウールはその柔軟性によって木材の動きに追従し、隙間を作らずに高い断熱効果を保ちます。
また、防音性能やコスト面のメリットもあり、寒冷地である飛騨地方に最適な断熱材です。
さらに、付加断熱にもグラスウールを使用し、家全体を暖かく包み込む設計を採用しています。


断熱材を選ぶ際のポイント

  • 住む地域の気候条件
    寒冷地では高い断熱性能が求められます。湿度の高い地域では、結露を防ぐ断熱材が重要です。

  • 家の構造や設計
    木造住宅では、木材の動きに対応できる断熱材が安心です。

  • メンテナンス性とコスト
    長期的な視点で、メンテナンスしやすくコストバランスの良い断熱材を選びましょう。

断熱材は、住まいの快適性やエネルギー効率を支える重要な要素です。
それぞれの特長を理解し、ご家庭に最適な断熱材を選ぶことが大切です。

グッドプラスでは、地域の気候やお客様の暮らしに合わせた最適な断熱設計をご提案しています。

快適で健康的な住まいを一緒に作り上げましょう!
気になることがあれば、お気軽にご相談ください😊

 

平野克彦

一級建築士

 

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