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耐震等級3の大切さ ~能登半島地震から学ぶ、地震に強い家づくり~
2025年1月9日
耐震等級3
こんにちは、グッドプラスの平野克彦です🌟
今日は「耐震等級3」についてお話しします。
1年前のの能登半島地震では、多くの方が地震の大きな被害に遭われました。被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
今回は、地震に強い家づくりを通じて、少しでも安心できる暮らしのヒントをお伝えできればと思います。
能登半島地震から見えてきた課題
2023年に発生した能登半島地震では、震度6強という大きな揺れが地域を襲い、多くの建物が倒壊したり損壊しました。特に、古い基準で建てられた建物に被害が集中したと言われています。一方で、耐震性能が高い家では、建物の被害が最小限に抑えられ、家族の命が守られた事例もありました。
地震が多い日本では、家づくりにおける「耐震性」は欠かせない要素です。これから家を建てる方には、最新の耐震基準を採用した家づくりをぜひ考えていただきたいと思います。
耐震等級とは?
耐震等級は、建物が地震にどれだけ耐えられるかを示す基準です。建築基準法に基づいて3段階に分けられています:
- 耐震等級1:震度6~7の地震で倒壊しない基準。
- 耐震等級2:耐震等級1の1.25倍の強度。学校や病院などに適用。
- 耐震等級3:耐震等級1の1.5倍の強度。消防署や警察署など防災拠点と同レベルの耐震性。
能登半島地震のような大地震でも、耐震等級3の家なら建物の倒壊リスクを大幅に減らすことができます。
耐震等級3の家のメリット
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家族を守る安心感
大地震でも建物が倒壊しない耐震等級3の家は、大切な命を守る力があります。 -
住まいが避難所に
地震後、避難所に行かず、自宅で過ごせる可能性が高くなります。被災時のストレス軽減にもつながります。 -
資産価値を守る
耐震性が高い家は、将来の資産価値が保たれやすく、売却時にも有利です。
グッドプラスの取り組み
私たちグッドプラスでは、耐震等級3を標準仕様としています。
設計段階で地盤調査を丁寧に行い、構造計算を通して安全性を徹底的に追求しています。また、地震だけでなく、住む人の快適さや健康も考慮した高性能住宅を提供しています。
最後に
地震は防ぐことができませんが、被害を最小限にすることは可能です。
能登半島地震は、地震に強い家づくりの大切さを私たちに再認識させてくれました。
被災された方々の体験を胸に刻み、これからも安心して暮らせる住まいを提供していきたいと思います。
もし「耐震等級」や地震に強い家づくりについて詳しく知りたいことがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。次回は、耐震等級3を実現するための具体的な設計や工夫についてお話しします。
平野克彦
一級建築士